京阪電鉄京阪本線_滝井0133

京阪1000系(3代目)電車
京阪電鉄 京阪本線滝井駅
2021年06月12日

この電車、1977年に登場しましたが、車体は700系(2代目)のモノ。
700系(2代目)が架線電圧の昇圧に耐えられないので、
車体を冷房化して足回りを新製品に交換したんです。
書類上は新製という事になっていますが。
その700系(2代目)も1000型(2代目)などの足回りを流用して、
車体を新製した電車でした。
これも書類上は新製扱いになってますが。
1000型(2代目)が登場したのは1937年。
書類上は違いますし、何一つ使い続けてる部品はありませんが、
ルーツは1937年製と言えない事もないのです。

しかし上には上がいるもので、1924年に登場した1000型(初代)は、
300型(初代)と改番され、更に足回りを流用して300型(2代目)になり、
冷房化と足回りを交換されて600形となって石山坂本線で健在です。
これも車歴は継承されてませんが。

JRも真っ青の「古い車両も大事に末永く使いましょう」っぷりですね。